フィリピン日記 20160610

2016年6月10日(金)

この日も観たいものはいろいろあったのだが、日本のプロジェクトで急遽対応が必要なことがあり、夕方近くまでPC前を離れられなかった。平野さんたちが関わっているギャラリー『98B』にも行きたかったのだけどな…。

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( Photo by Brandon Relucio / KARNABAL FESTIVAL 2016)

すっかり馴染みになったレストランLeonaで夕食をとってから、Papet Museoで『MouseTrap: Anti-Hamlet』を観る。おなじみSiptの女優でドラマトゥルクでもあるNess(めっちゃキュート)、『Paly-Cebo』も上演したChris、俳優のGuelan Luarcaの三人による、ハムレットを題材にしたメタ・シアターの作品。ハムレットの劇中劇「ねずみとり」を引き合いに出すことで構造を示し、現代の演劇(劇場)そのものを「俳優」とか「演じること」の側から問おうとしている、ということまでは何となく分かった。でも英語・タガログ語・スペイン語が入り混じり、レイヤーの違うシーンが重ねられていって、その場では私はコンセプトが今ひとつ理解できなかった。終演後、Nessの夫のRalphにいろいろと質問してぼんやりと輪郭が見えたものの、いまいち消化不足。

でも、それは面白くなかったという意味ではない。自分の理解力(主に言語力)が足りなくて、もっと理解したかった、サラッと流せないポイントがいろいろあって興味深かった、ということ。CNN Philippinesが紹介する記事を読んでようやく、いくつものハムレットの翻案を重ねに重ねていたのだな、と思った。自分の頭を整理して、もう一回観たい。

本当はSarahの『Warning: Adult Contents』も観たかったのだが、かなり席数が限られており、すでに予約いっぱい。SarahはKARNABALの運営をメインで担当しているディレクターでもある。どこに行っても愛される末っ子キャラクターだが、頭の回転が早くて度胸もある。もともと厳格なカトリックの家庭で育った箱入り娘だったが、PHSAの学生時代に若い教師だったJKと出会い、Sipatに加入。今回はテレクラのサクラをしている女友達とのコラボレーション作品だったらしい。人生どこでどんな曲がり角を曲がるか、わからない。

フィリピンに半年も滞在したりっきーが、ついに明日帰国するので、Flying Houseでしっとり乾杯した。いつものサンミゲル・ペールピルスンと、パルメザン・フライ(パルメザンチーズをかけたフライドポテト)。でもまた9月にフィリピンに戻ってきて、ナボタスに滞在するらしい。KARNABALはまだまだ終わらない。

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